美容室でお願いするパーマの方法には、通常のパーマのほかに、デジタルパーマという方法があります。この2つにはどのような特徴があり、どのような違いがあるのでしょうか?デジタルパーマの施術法や特徴を知り、どんな方に向いている施術法なのでしょうか?
さらにどんなアレンジがあるのかを紐解いていきます。
デジタルパーマとは
まずはデジタルパーマについての基本的な知識をご紹介しましょう。なぜ「デジタル」という名前なのか?どんな特徴があるのか?またメリットやデメリットを解説します。
デジタルパーマと言いますが…
デジタルパーマは、発熱する電気ロッドを髪に巻き、熱の力でしっかりとパーマを定着させる施術法です。その名称の由来ですが、デジタルパーマが誕生した当時、このデジタルパーマに使用する発熱ロッドを製作したメーカーが名付けたと言われています。
この発熱ロッドは、デジタル技術で温度を管理し、さらにその温度をデジタルで表示するシステムでした。そのためこのメーカーが名付けたのが「デジタルパーマ」という名称。この名称が今でも残っているということになります。
デジタルパーマとは言っても、特にデジタル技術を利用した施術法というわけではありません。その施術法自体は美容師の技術次第という非常に繊細なものとなっています。
デジタルパーマのメリット
デジタルパーマのメリットは、まず長期間パーマが定着すること。電気の力を利用して髪の毛にカールを定着させるため、緩やかなカールでもパーマが落ちにくく、一般的には2~3ヶ月髪形をキープすることができます。通常のパーマ液を使用したパーマでは、緩やかなカールは定着が難しく、比較的短いスパンでパーマをかける必要があります。その手間がかからないだけでもデジタルパーマにはメリットがあるといえるでしょう。
さらにパーマの定着力が高いため、くせ毛に悩んでいる方や、髪が太くて硬い方なども、思い通りのスタイリングができるようになります。
デジタルパーマの注意点
デジタルパーマは専用の発熱ロッドを利用し、しっかりとパーマを定着させる施術法です。そのためまずこの専用器具を持っている美容室でしか利用できないということになります。さらに通常のパーマと比較し、施術時間が長くなるのもデメリットと言えるでしょう。
また、発熱ロッドを髪の毛に巻き付けますので、熱源が頭皮と非常に近い距離にあることになります。そのため頭皮に問題がある場合や、頭皮が弱い人には向かない施術法といえます。同じくショートヘアの方や、髪質の柔らかい方、細い方にもあまり適さない施術法と言えるでしょう。
デジタルパーマでヘアアレンジ
デジタルパーマを利用することで実現するヘアアレンジについて考えてみましょう。髪の長さ別に、考えられるアレンジがいくつかあります。
ショートヘアのアレンジ
ショートヘアでも、ある程度の長さがあればデジタルパーマは可能です。デジタルパーマの強い定着力を利用すれば、サイドを一部カールさせたひし形のヘアスタイルが可能。小顔効果もあり人気のスタイルです。
また、前髪に内巻きのカールをかければ、普段と違った印象を与えるスタイルも簡単に仕上がります。
ボブヘアのアレンジ
全体的にゆるやかなカールをかけることで、サイドのボリュームアップが可能。再度のボリュームを出すことで小顔効果が期待できます。ボブくらいの長さであれば、緩やかなカールでエアリーなスタイルにするのが人気です。
ミディアムヘアのアレンジ
ミディアム程度の長さがあれば様々なアレンジが考えられます。外ハネのカールで動きを出したり、全体をまとめるように内巻きのカールをかけて清潔感を演出したり。毛先に強めにあてることで印象を変えることも可能です。
ロングヘアのアレンジ
髪質が太かったり硬かったりで、ボリューミーに見える方は、デジタルパーマで軽さを強調するスタイルがオススメ。また、強めのパーマをかけることで、ゴージャスさを演出することもできますので、パーティーや結婚式への出席など、気合を入れたい時に利用してもいいでしょう。
まとめ
デジタルパーマの最大の特徴は、定着力の強さです。思い通りのパーマが長期間続きますし、髪が乾いても形が崩れないのがポイントです。同時に毎朝のスタイリングが楽になるというメリットもありますので、朝の時間を大事にしたい方にもおすすめです。
「銀座ラピス」でももちろんデジタルパーマに対応しています。お客様の希望があれば、希望に合わせたスタイリングが可能です。もちろん前述の通りデメリットもありますので、パーマを考えている方は、まず担当の美容師に相談し、通常のパーマとデジタルパーマ、どちらが最善かを確認してからご利用いただければと思います。